ハイキングで健康生活(計画と準備)


計画と準備について


登山となると十分な準備が必要ですが、ハイキングでも準備は必要です。
但し、必要以上にリュックに詰め込むと荷物が重くなるだけでなく、足取りも重くなってしまいます。

服装も含めて自分なりのスタイルを確立することが大切です。



まずは健康状態です。

最初から無理せずに近所などでのウォーキングやファミリー向けのハイキングコースで自分なりの歩くペースを掴むことです。
変に張り切ると翌日または翌々日の筋肉痛にさいなまれて、次回が遠のき長続きしなくなります。

いずれにしても楽しむことが重要で、体だけでなく心の健康にもつながります。

知り合いにジョギングにハマッている人がいますが、走った日はよく熟睡出来るそうで、雨などで走れない日はモヤモヤして気分もすぐれないそうです。
そういえば車で移動中に雨が降っていても走っている人を見かけますが、走らずにはいられなくなるのでしょう。



次に時間配分です。

実際に歩いた人たちの情報などを参考に時間に余裕を持って計画を立てることです。
スタート地点への移動時間や終了後の温泉への立ち寄りなども含めて朝早めに出発することが望ましいです。



その次は履き慣れたシューズ(ハイキング・トレッキングブーツ、スニーカー、ズック等)を用意することです。

私の場合、最初良さそうなスニーカーを購入したのですが、ちょうどくるぶしの部分がすれて痛い目にあいました。

トレッキング、登山など少し本格的なコースなら足首を保護してくれるトレッキングブーツが良いでしょう。
また晴れていても場所によっては泥濘もあるかもしれませんので防水性のものが望ましいですが、出かける前に防水スプレーを使う手もあります。



持ち物としては少なくても以下のものを用意したほうがよいでしょう。

  • 方位磁針(コンパス)
    初めての土地では位置の確認に必要です。

  • 食べ物
    ほとんどの場合、昼食を途中で取ると思いますが、出来ればおにぎりなど作って持っていくほうが美味しさもひとしおです。
    おにぎりには疲労回復のためにも梅干を入れて下さい。
    また、山で遭難した人がチョコレートで生き延びた例もあるように糖分も疲労回復(エネルギー補充)には必要で、例えば飴をなめたりすれば気分転換にもなります。
    但し、取りすぎは逆効果です。

  • 水筒(またはペットボトル)
    暑い日など脱水症状にならないように水分は小まめに補給しましょう。
    特にポカリスエットなどのスポーツドリンクは人の体液に近い組成と浸透圧の生理食塩水から成り、飲む点滴と言われるくらいです。

    以前、母親が具合が悪くなって夜間救急にかかったのですが、問診で点滴を求めたにも関わらず、「ポカリスエットを飲んで下さい」と言われてしまいました。
    夏場に畑仕事を水分を取らずにしていたため、軽度の脱水症状になったようです。
    また、通常の水では体内吸収に時間がかかります。

  • 帽子
    日差しが強いときはもとより、自然の中を歩きますので頭上からの落下物(鳥のフンなど)から頭を守るためにも被ったほうがよいでしょう。

  • タオル
    汗を拭くためはもとより、帰りに温泉に寄る場合は別途料金(バスタオル料)を払わなくてもよいように持って行きましょう。

  • レインウェア&折りたたみ傘
    レインウェアはリュックサックの上からでも着れるくらい大きくて長めのものが便利です。
    突然の雨に遭遇した場合、平地なら傘で十分ですし、山などで足場が不安定なところではレインウェア(上着、出来ればズボンも)で、どちらも軽くてリュックに入れておいても邪魔にはならないでしょう。

  • レジャーシート&ビニール袋
    シートは休憩、食事のときに使用します。
    またゴミ(持ち帰り)や山菜・・・を入れるためにビニール袋は2、3袋持って行きましょう。

  • 携帯電話(または防犯ブザーやホイッスルなど)
    通信設備の無い所に行くわけですから、いざという時のために携帯電話を持っている人は必ず携帯しましょう。
    ついでに前日にフル充電も忘れずに!
    「圏外」になる可能性も大ですが、怪我や具合が悪くなったときに連絡する手段があるにこしたことはありません。

    人気のハイキングコースでも不注意で足を滑らせ、事故にあったりします。
    大げさかもしれませんが、防犯ブザーなども自分の居場所を知らせるためにもあるとないとでは大違いです。

  • ウインドブレーカー
    防寒用ですが、特にトレッキングで高地に行く場合、気候の変化で予想以上に寒くなったときに必要になります。

他にもいろいろあると思いますが、個人差もありますので必要と感じたもの(例えばスティックなど)は準備して下さい。






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